自動車保険のチェック欄はちゃんと理解してチェックしましょう
自動車の満期更新をされていて「保険料が上がってばっかり」なんて感じている方は結構多いんじゃないでしょうか。
等級が20等級になると、それ以上上の等級がありません(一部共済を除く)ので、割引は進まなくなってしまいます。
すると、翌年の保険料が上がる方が非常に多いです。
車両保険を付けている人でも、車両価格が減価償却して下がっているのに保険料が上がるという現象も起こります。
これは、乗っている自動車の車種によって保険料の料率が違うからです。
自動車毎の料率とは
対人 4 対物 4 車両 5 傷害 3
という記載が保険証券に記載されています。
この数字が高いほど保険料が高くなります。
特に最近多いのが一部のハイブリッド車です。
車種を言ってしまうと「プリウス」「アクア」でしょうか?
そういえばカローラフィールダーのハイブリットの方も大分上がってましたね。
中には1万円以上保険料が上がる人もいます。
お客様からは「事故もしてないのに何で上がるんや!」とお叱りを受けます。
この現象の主な原因はその車が❝売れているから❞です。
沢山走っていればそれだけ事故を起こす人も増える、という事になります。
特にプリウスは老若男女問わずよく売れていますからね。
少し古い年式になると台数とともに事故件数も増えていきますから保険料が上がる一方です。
新車のころは「新車割引」というのが適用され(乗用車のみ・貨物等除く)結構割安感がありますが、この新車割引が無くなったタイミングの自動車保険の更新は結構へこむんじゃないでしょうか。
それぐらい保険料が上がってしまいます。
もう保険料を下げる方法としたら、補償を下げるしかありません。
でも、補償を下げた途端に事故を起こすケースも少なくはないので悩ましいところです。
補償を下げて一番❝やってしまったね❞と思うのが、車両保険です。
保険料を下げる方法で一番手っ取り早いのが車両保険です。
車両保険を無くす、また一般補償からエコノミータイプにすることです。
一般車両補償から車両保険を無くせば保険料は約半分ぐらいになりますし、えこにみーにすれば3/4ぐらいにはなることもあります。
しかし、ここでトラブルが多発します。
更新時にはお互い合意の上で車両保険の補償を下げているはずですが、1年間の間に忘れてしまう方が時々いらっしゃいます。
酷い時は「なんで勝手に車両保険外した」という方もいるとかいないとか。
よくいるのが、車両補償を下げてエコノミー補償にしたのに、自損事故を起こしたときにそのことをすっかり忘れてしまっている人です。
エコノミータイプ補償だと自損事故や当て逃げは保険が出ませんからね。
そして、契約時のことを思い出すまでに時間がかかりますが、それ以上の後悔があるようです。
自損事故でも、ちょっと縁石とか鉄柱に当てたぐらいでも、修理費は20万円ぐらいはあっという間にかかってしまいます。
自動車の保険を更新するときは、慎重に、そしてちゃんと理解して更新しておかないと、ちゃんとチェック欄がありますので、チェックしている以上は合意しているという事になりますから、解らないことや補償内容は理解しておきましょう。