ほけんがせいかつのシゴト

保険代理店のつぶやき


 スポンサードリンク

「ドコモ ペットの保険」が4月1日から発売 au損保を追いかけてか?

携帯電話会社がペット保険に参入するのは?

 

NTTドコモがペット保険事業に参入します。

 

ペット保険は、愛犬や愛猫が病気やケガで、動物病院に入通院した際にかかった費用の一部を保証するものです。

 

NTTドコモは「ドコモのペット保険」という商品を4月1日から提供します。

 

「ドコモのペット保険」はアイペット損保を引き受け外車として提供する保険。主に2種類のプランから選択出来る。

 

 

風邪や皮膚炎、ストレスなどによる下痢、交通事故による怪我などを、通院から入院、手術までをカバーする「ドコモのペット保険 トータルケア」では、補償割合が50%のトータルケア50%(年間最高補償額は72.8万円)と70%のトータルケ70%(年間最高補償額122.4万円)の2種類が用意されています。

 

もう一つは手術費用に補償を特化した「ドコモのペット保険 手術ケア」。補償の割合は90%で、3万円を超える手術にかかる費用が補償される(年間最高保障額は100万円)。また、手術後の連続した入院も10日まで補償してくれる。

 

この保険が使えるのは、いずれもアイペット損保提携の動物病院で、窓口で「ドコモのペット保険」の「保険証」を提示することで、利用者負担額のみの支払いで済ませることも可能です。

 

保険の対象になるのは、犬・猫で。犬の場合は犬種によって3通りの区分(トータルケアが小型犬、中型犬、大型犬。手術ケアが犬Ⅰ、犬Ⅱ、犬Ⅲ)と年齢によって区別され、猫の場合は年齢だけで決められる。

 

気になる保険料は、小型犬・犬Ⅰの場合、トータルケア50%で月額2,400円から、トータルケア70%で月額2,530円からとなっている。手術ケアでは月額760円から。猫の場合、トータルケアで50%で月月1,960円から、トータルケアで70%で月額2,420円から。手術ケアは月額600円からとなっている。

 

引受保険会社アイペット損保の「ペット保険うちの子」では入院、通院、手術の他、特約で「ペット賠償責任保険」がつけられる。また割引もあり、4頭以上の契約では3%割引が適用される他、1年間無事故の場合、翌年の保険料が5%割引かれるなどの無事故割引もあります。

 

ただ、「ペット保険うちの子」は「ドコモ ペット保険」に比べ保険料が割高のようです。

小型犬、0歳時加入で70%の場合、月額2,810円となっていますので、約1割ほど高めのようです。手術のみの補償は「ドコモ ペット保険」だけのようです。

 

「ドコモ ペット保険」と言うとおり、保険料はドコモユーザーは携帯電話料金と合算で支払いもできるし、ドコモ回線の契約者ではなくても保険の加入ができます。

 

ただ、加入できる年齢も決まっているはず。

引受保険会社のアイペット損保の商品「ペット保険 うちの子」では、新規加入できる年齢が12歳11ヶ月と、他社に比べ高齢でも加入のようです。継続契約で13歳以上でも継続できます。「ドコモ ペットの保険」も同じ条件となるのではないでしょうか。

 

 

ドコモと同じく携帯キャリアが販売する保険でau損保のあうて「ペットの保険」があります。こちらは、高額になりがちな手術費用と入院費用が対象となり、保険金支払い額が70%の「コース70」と50%の「コース50」の2通り。加入可能年齢は10歳まで、継続契約の年齢制限がありません。

保険料は「コース70」で1,460円から、「コース50」で1,170円からです。

通院は対象外ですが、日帰り手術も対象になっていますので、大きな出費がかかりそうな所へ補償を重点的にしていますので比較的割安なのかもしれません。

 

加入年齢で言えば、ペット保険で有名なアニコムは新規加入が7歳11ヶ月となっていますので、あまり高齢のペットの引受を進めていないようです。

 

最近は、人の保険はできるだけ抑えるようになってきました。しかし、ペットを家族のように大事にしている飼い主にとっては、旦那の小遣いをカットしてでもペットにお金をかける世の中です。

 

健康保険もない動物病院の手術などでは、あっと今に10万、20万円となりますので、ペット保険のニーズは高まりつつあります。

 

そこへ、携帯キャリア会社が目をつけたのでしょう。支払い方法を携帯電話の料金と合算できるようにする事で、一度契約を始めれば、保険料の支払い方法を変更する手間を煩わしく思う人も多いでしょうから、他の携帯キャリアへ変更するのをためらう方も多いでしょう。また、ペット保険の商品が良ければ、一緒に携帯キャリアを変える方もいるかもしれません。ドコモもauも他社への流出を防ぐ対策を含めて、ペット保険の取り扱いを始めているのでなないかと思われます。

 

加入する際には近くの動物病院が、どこの保険会社と提携しているかも参考にして保険会社(携帯電話会社)を検討するのも大事かもしれません。

 

しかし、現在ペット保険の対象は犬・猫のみが対象ですが、そのうち、爬虫類や鳥なども対象にしていけばもっと契約が増えるでしょう。

 

ただ、リスクが何処までもてるのか、保険会社も今後検討していかなければいけないでしょうが。