ほけんがせいかつのシゴト

保険代理店のつぶやき


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そろそろテーマを決めて本腰を入れることにした

そろそろこのブログも本腰を入れてみようかと思い、タイトルと内容の統一を図ります。

 

もともと「はてな」を選んだのは、ほかのブログもいくつかやってきたのですが、「はてな」ユーザーのブログの書き方、テーマの持ち方がなんとなく自分がやりたいテーマに近いのかな、と思ったからです。

 

そもそものテーマは、「保険」について、日々思っていることを書こうと言う事でした。

 

 

私は現在保険の仕事をしています。元々はある国内上位3以内の保険会社で研修生として入社したのがきっかけでこの業界に入りました。

 

別に保険の仕事をしたかった訳ではなかったのですが、『将来独立(も可)』と言う制度に魅力を感じて応募しました。

 

その際、私以外にも候補がいたようです。決めては「独立までやってくれるだろう」という事だったようです。この時訊かれたのは、

・成功して何をしたいか

・お金がなくて生活に困っていないか

という内容でした。

 

成功して何をしたいかによって、それを目標に頑張っていく、という事です。至極単純ですが、やって行くうちにモチベーションが下がる事の無い様に『将来の夢』を設定しておくのです。

 

私は、入社少し前に父を亡くしていたので、「父の墓を建ててあげたい」というものでした。私の田舎では、先祖代々の墓ではなく、夫婦の墓がそれぞれにあります。

その為、私の田舎の墓地は約30以上のお墓があります。ほとんど誰なのか判りません。おかげで墓掃除は大変です。夏になれば雑草が生い茂り、朝の涼しい時間から墓掃除を始めるのですが、直ぐに陽が高くなり、猛暑の中雑草取りをしています。

近所の人からは、夏場の昼の日中に墓掃除なんかしない、と言われるのですが、私は家から車で約3時間の場所に住んでいるので、流石にそれは難しく、前のりすれば良いのでしょうが、諸事情でそれも出来ません。姉夫婦と3人で墓掃除をしていますが、冬場や春先は山の木から落ちる葉を掃く位なのですが、夏場はそういうう訳にはいきません。義兄が草刈り機で刈った草をひたすら集め、芝生のように生い茂る雑草をひたすらに刈っていくのです。3人とももうアラ50’s。私も何度心臓の動悸で倒れそうになったか・・・

私は毎年のこの墓掃除を『修行』と呼んでいます。

 

話がそれましたが、実は入社して1年後にある事がきっかけで墓を建てることができました。

 

保険会社の私の担当には、流石にその事は言えませんでした。

 

しかし、そんな事はどうでもよかったのです。

実際、独立したかったのは、「墓を建てる」事が目標では無かったし、「墓を建て」のは当時の目的の一つでしかありませんでしたから。

 

もっと別のことをしたかったから「独立」したかっただけで、それが保険の仕事で無ければいけなかった訳でもありませんでした。

 

ただ、家族に言い訳ができる仕事として選んだまでです。

本当は以前の仕事のルートを使い、工具商をしたかったのです。しかし、家族の反対もあり、また、当面の資金なども考えると難しいと判断しました。そこで、保険の仕事ならば資金も要らず(実際は車やパソコンなどの備品は必要になりますが)、社会人になりたての頃、カーディーラーで働いていた時に損害保険の資格を取得した経験があったので保険の仕事を思いついたのでした。

今思えば、なんとも安易で、甘い考えで「独立」を目指したものだと気付かされます。

 

結局は、保険の研修生も半ばで挫折してしまいました。研修生の場合、ある期間までに、一定の目標金額を契約しなければ、研修生としての生活を終了させられるのです。

私も、なんとかすれば何とかなった状況だったのですが、よっぽど私の姿が酷かったのでしょう、家内から「もう辞めれば?」と言われたのをきっかけに退職することを決意しました。

 

結局私は何も成し遂げることも出来ず、最後は逃げてしまったのでした。

 

保険会社も気を使ってくれたおかげで、「契約期間満了」という退職理由にしてもらったおかげで、職業安定所からの失業手当も直ぐに貰え、期間も半年間受け取ることができました。

 

そして、もう保険の仕事を辞めようと心に思い、以前と同じ工業系の仕事を探しました。工業系の営業は若い人が少なく、また、なかなか定着しないため、経験値がある人材が少ないということもあり、当時の年齢が40歳でしたが、面接には何度も行くことが出来、しばらくすれば何社か内定をもらうことも出来ました。そして、その内定をもらうのと同じタイミングで、たまたま登録しておいた人材バンクを見た、人材紹介会社から連絡があり、今の会社を紹介されたのです。

 

今の会社は、上場企業の子会社。いわゆる企業代理店です。私も、個人代理店だったら断っていましたが、企業代理店は保険会社に在籍していた当時から働いてみたいと思っていました。

内定をもらっていた会社を断りながら、その会社の内定を待つという、ぎりぎりの選択でしたが、何とか今の会社に内定を貰うことが出来、今に至ります。

 

入社して今約4年になります。保険の仕事をするようになってトータル6年弱です。

 

まだまだ、経験が浅いとは思います。

 

しかし、他業種から40歳手前でこの業界に入った者として思うことはたくさんあります。

最初の保険会社に入った時に、毎日営業に向かいます。最初は知り合いの所。そして、飛び込み営業、テレアポなど。

 

でも、よく考えてみたら、自分が今まで生活してきた中で、『保険』を真剣に考えた時間なんてあっただろうか?生命保険も言われるがまま。今も続いている介護保険は、ディーラー勤務時に「何か入っとき」程度に、月々4,000円ぐらいだからと入った介護保険。今考えれば、22歳の時に介護保険を入るか?と疑問に思いますが、何にも考えていなかったのでそのままハンコを押していました。実際、結婚して家内に「この保険何?」と言われるまでなんの保険化も理解していませんでした。

 

近年、毎年のようにちゃんと保険の内容を知らせる通知が来るようになったのでまだ良いですが、以前は、それさえもありませんでしたから。ただ、これが「お宝保険」だった事が唯一の救いです。

 

自動車保険も「いつもの通り」で、なんの説明設けないまま継続していました。この間、約18年。いろんな保険の内容の改訂があったはずですが、案内の中にはきっと同封されていたのかもしれませんが、全く知ることもなく、学ぶ事もなく来ていました。事故を起こさなかったから尚更です。

事故で保険を使った人だったら少しは内容について考えるのでしょうが。

 

最近は自動車保険料がどんどん高くなっていっています。車に乗る人が少なくなってきた事で保険料収入が少なくなってきているのと、ドライバーの高齢化による保険金の支払額が多くなっていること。また、車の修理代も簡単に20万~30万円位かかることから、損害率(収入保険料に対する支払保険金の割合)が高くなっている為、保険料収入が足りなくなって来ているという訳です。

このように保険料が上がれば、なんで?という事になり、保障の見直しをする機会にもなるのでしょうか、そうでもなければなかなか保険の内容を見ようとはしませんし、毎日自動車保険の事を考えることはまずありません。

 

今年の秋以降に火災保険料も保険料が改定されます。近年、ゲリラ豪雨や土砂災害による多額の保険金の支払いが相次いでいるためです。同時に、長期の見通しが立たなく、長い先の未来までリスクを持てないとして、今まであった長期間の保険を36年が最長だったものを10年を最長にするよう改定されます。

 

しかし、よく考えてみれば、「年に1回考えるかどうか」程度の保険ですが、かなり生活に密着しているのは確かです。

 

こんな事を今更ながらに思い、このブログで日々思う保険のことを書いていこうと思ったのです。

 

単に保険の商品の説明とか比較はしません。それは他にもいっぱい役立つサイトがあります。

 

それよりも、実際の支払いや対応、業界の動向などに、私個人が思うことを書いていければと思っています。